前々から見たいと思っていながら、なかなか見る機会がなかった映画『電車を止めるな!』。
10月1日(日)に、いちかわTMO講座の卒業生の方が、本八幡にある『KeiyoGAS Community Terrace』で上映会を開催するということで、「これはありがたい」とばかりに行ってきました!
上映前から満たされるお腹と心
この上映会は、お弁当付き。
14:00開演だったのですが、お昼を食べずに会場に向かいました。
受付で参加費の3,000円を支払い、早速お弁当の受け取り場所へ。
『wine cafe Pub Jack』さんのおつまみセットか、『Yajikko KITCHEN』さんのお弁当のどちらかを選べる方式で、今回はお腹が空いていたこともあり『Yajikko KITCHEN』さんのお弁当をチョイス!
しかも、KeiyoGAS Community Terraceの利用時に使える、自動販売機用のコインも受付時にもらえるので、そのコインを自動販売機に投入すればドリンクも1本無料です。
『Yajikko KITCHEN』さんのお弁当はあまりにも美味しくて、映画の上映前に食べきってしまいました!
会場では、アルコールも売られていたので、500円でコロナビールも購入!
そうしているとかなり人も集まり、いよいよ開演時間の14:00になりました。
主演のコウガシノブさん、広瀬じゅず役の池上恵さん、銚子電鉄の柏木亮さんから一言ご挨拶があり、いよいよ上映です。
低予算でも十分楽しめるストーリー展開
ストーリーは、経営難に苦しむ銚子電鉄が起死回生の一手として企画した心霊電車イベントで起こるパニックを、笑いあり、ハラハラドキドキあり、ちょっと心温まる感動ありで描いたホラー(?)作品。
企画・配給元である銚子電鉄自ら自虐的に『超C級映画』(「超C」と「銚子」をかけていますが…)と銘打ってしまうくらい、一般的な映画と比べると低予算で作られているのが素人目にもわかるクオリティでしたが、逆にその手作り感が銚子という決して大きくはない地方都市の実情や銚子電鉄の困窮感と相まって、観る人を惹きつける要因の1つになっていました。
また、少しネタバレになってしまいますが、心霊電車イベントの最後にちょっと悲しくも心温まる親子のシーンがあります。
そのシーンがエンディングだったら、本当にただの安っぽい感動の押し売りになっていた気もするのですが、その後の展開がさすがの銚子電鉄!
「おとうさんのぼうし」は、その心温まる親子のシーンからの伏線が見事でした!
映画の裏話も知れるトークショー
上映後には、主演のコウガシノブさん、広瀬じゅず役の池上恵さん、銚子電鉄の柏木亮さんのトークショーが行われました。
そして、そこにはスペシャルゲストとして、プリティ長嶋こと千葉県議会議員の片岡馨さんも登場!
さすがのトーク力で、会場を湧かせてくれました。
本当は、コウガシノブさんと池上恵さんから、映画での裏話やエピソードなどをいろいろとお聞きできるのかと思っていたのですが、とにかくプリティ長嶋さんのトークが止まらない!
加えて、銚子電鉄の柏木さんもおしゃべり上手ときたものだから、このお二人のトークが9割以上でした。
映画のワンシーンで登場するある数字(931)に込められた思い、プリティ長嶋さんが完全に撮り終わったシーンを、銚子電鉄の竹本社長に後からもう一度呼び戻されて全部撮り直しになったエピソード、一度映画を作り終えたのに試写を見た竹本社長から「これじゃ面白くない!」となって、制作期間も制作費も一気に増えてしまった裏話など、盛りだくさんでした!
そして、受付の際に「上映後まで絶対に開けないでください」と封筒を渡されていたのですが、トークショーで封筒を開けるように言われて中を見てみると…。
心温まるお手紙、銚子電鉄の1日乗車券、そして銘菓「おとうさんのぼうし」が入っていました!
なんて至れり付くせり。
40分のトークショーが終わるころには、すっかり銚子電鉄のファンになってしまっていました!
帰り道には、銚子電鉄の売上の8割を占めるお菓子の販売もあり、少しでも銚子電鉄を応援できればと思いぬれ煎餅を購入。
幼いころに『桃太郎電鉄』というゲームで銚子にはぬれ煎餅があるということに興味を持ちながら、これまで一度も食べたことのないぬれ煎餅。
どんな美味しさなのか楽しみです!