10月から理事を務めさせていただいているNPO法人『市川市にJリーグクラブをつくる会』。
この度、法人として立ち上がって以来、初めてとなるトークイベントが全日警ホール(市川市八幡市民会館)で開催されたので、自分も行ってきました。
理事を務めるNPO法人『市川市にJリーグクラブをつくる会』のトークイベント@全日警ホール。
ここでしか聞けない話が盛りだくさんでした。
特徴(アイコン)がないと言われる市川市ですが、スポーツによる街づくりの可能性は無限大!#市川SC #ブルーサンダース pic.twitter.com/UCOJv9karw
— やすじゅん(ニヤ)【120km歩く市川市民】 (@yasujun11) December 16, 2023
イベント概要
今回のトークイベントが開催されたのは、2023年12月16日(土) 17:00~19:00。
会場は、全日警ホール(市川市八幡市民会館)2階の第3会議室です。
今回は、市川市を拠点に活動する2つのスポーツクラブのGMがご登壇。
前半はGMのお二人がスポーツによる街づくりや地域活性化についてそれぞれ発表し、後半はお二人揃ってのトークセッションという形で行われました。
「市川サッカークラブ」GM・幸野健一さんの発表
まずご登壇されたのが、「市川サッカークラブ」(市川SC)GMの幸野健一さん。
発表テーマは、『市川市民を”ワクワク”させたい! 街の誇りとスポーツ文化のために』です。
イングランド・プレミアリーグの強豪リバプールFCの本拠地であるリバプールの人口は、市川市とほぼ同じ約50万人。
すなわち、人口だけでいうと世界の強豪クラブに引けを取らないポテンシャルを市川市は持っている話や、「フットボールツーリズム」とも呼ばれるアフェイのサポーターが大挙して訪れることで、ホームのクラブの街は彼らの観光や食事等で大きな経済効果が見込まれる話が印象的でした。
「ブルーサンダース」GM・富田基樹さんの発表
続いてご登壇されたのは、アメリカンフットボール「ブルーサンダース」GMの富田基樹さん。
どうしても野球やサッカーなどのメジャースポーツと比べて、ルールがわかりにくいという印象を持たれがちなことから、今回はまずアメリカンフットボールのルールから丁寧に解説してくださいました。
また、アメリカにおけるアメリカンフットボールの人気や位置付けをもとに、アメフトが持つポテンシャルを話してくださったり、これまで小学校やイベントで行った市民との交流など、ブルーサンダースが市川市で行っている活動やその想いなども話してくださいました。
トークセッション
後半は、幸野GMと富田GM2名がご登壇し、司会の志鎌真奈美さんも交えながらのトークセッション。
参加者からも、今後スタジアムをどのように建設するのかなど、活発な質問や意見が交わされました。
こちらは、市川市のまちづくりのリーダーを育成するTMO講座の大先輩でもある、鈴木雄高(ノスタルジー鈴木)さんがNPO法人『フリースタイルいちかわ』のサイトで細かく記事をまとめてくださっています。
ぜひご覧になってみてください。
参考
【スポーツまちづくり】市川SC(赤い炎)とブルーサンダース(青い炎)が市川市を明るく照らす未来が見えました(2023年12月16日)
浦安市と言えば「東京ディズニーリゾート」、船橋と言えば「梨」や「ふなっしー」というような特徴(アイコン)がないと言われる市川市ですが、この両クラブを含めてスポーツによる街づくりの可能性は無限大だと感じさせてもらえるトークセッションでした。
個人的には、「必ずしも、Jリーグ入りをする(上のカテゴリーで戦う)ことがすべてではない」という幸野GMの言葉が新鮮かつ印象的でした。
アマチュアを含めて日本中にこれだけ多くのサッカークラブがあれば、上のカテゴリーで戦えるクラブはごくわずか。
むしろ上のカテゴリーに上がることが出来ないクラブがほとんどです。
そういった現実も踏まえ、(上のカテゴリーに上っていくことを目標に取り組むものの)必ずしも上のカテゴリーに行くことだけが絶対的な価値ではなく、地域に根差して市民に愛されるクラブを作りたいという想いは、地域活性化という観点からも非常に重要なポイントかつ幸野GMらしいお考えに感じられました。
これからの両クラブの活躍が益々楽しみですし、両クラブ、そして市川市の明るい未来に向けて出来ることを市民の一人として考えていきたいと思います。